憧れのツアラー仕様に|GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

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GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

GB Biker’s Snap No.06

GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

ニックネーム:さねっち
年式:GB250 5型
GB歴:2年
音楽好きさねっちさん。
独自のフラットな感性でバイタリティ溢れる将来期待のクラブマニアさんです。
当メディアには珍しい若い世代w

Question.01バイクに乗ろうと思ったキッカケ(GBまでの経緯)

憧れのツアラー仕様に|GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

−− 今日は宜しくお願いします。
さねっちさん、うちのバイクメディアには珍しい若年層なので期待しています笑
まずはじめにバイクに乗ろうと思ったキッカケを教えてください。

さねっち:宜しくお願いします笑
とは言いつつ、僕バイク知らないんです。というよりも以前は「興味がなかった」んです。バイクといえば、雨風凌げない・暑い・寒い・積載量ない・・・というないないづくしのイメージでした。
最も的確な表現としては“車の劣化版”イメージが強かったです。好きな人しか乗らない不便な乗り物だなぁ〜とも思ってました。

僕は小さな頃、四輪の方(特にヨーロッパ車)が好きで、その中でもアルファロメオが特に好きでした。当時雑誌やミニュチュアを集め、親にもアルファロメオの試乗会などにも連れて行ってもらっていました。

両親もある意味心配してたと思います笑 イタ車好きって一体将来どんな大人になるんだ・・・と。

ただ結果的に試乗会や資料請求をし過ぎて、買う気がないのがバレたのか、最後にはカタログ請求しても何も届かなくなりました。

−− 子ども想いのご両親ですね!なかなか子供が乗りたいからといって、外車ディーラーへまで試乗に連れて行ってもらえないと思いますよ!どんな系統の車が好きだったんですか?

さねっち:本当、両親には感謝してます。
系統はスーパーカー、ランボルギーニ、フェラーリ。王道のカウンタックやテスタロッサよりもポルシェ928が一番好きでしたね。あの丸目が好きで、リトラクタブルなんて堪んないですね!

そんな熱狂的な車熱もあり「18になったら車に乗るんだ!」と思ってました。
実際に乗るのはイタ車オンリーなんて考えはなくて、エンジンが付いた4輪の乗り物であればなんでも良かったです。

17の頃から憧れのカーライフを夢見て、バイトして免許代も貯めました。
そして18になって親の承諾を得ようと話したら「大学で県外出るんだからダメ」「何かあったらどうするの?」とまさかのNG。。。

仕方ないので結局、就職まで我慢することにしました。

−− それは辛い。。。笑
でも確かに若くて県外に出ると、はじめはオーバーフロー気味に弾けるので、今となっては良かったのかもですね。

さねっち:ただ、実際は大学で県外出たものの、どうしても“エンジンのついた乗り物”が欲しかったんです。「もう0cc生活はいやだ」って。

そこで4輪がダメなら2輪なら車体も安いしイケるかな?と思い、免許を取りに行く決意をしたんです。

−− おぉ…思い切った結論ですね笑
ご両親の反対は???

さねっち:それが、まず相談する前に免許センター行って説明聞いたんです。
そしたら「あれ?親の承諾無くてもイケるの?」となって、気付いたら「申込み完了」の流れになっていました笑

−− あ、そうか。大学生なら18超えてますもんね。
・・・ってモメそうな流れですね!

さねっち:両親にはもちろん事後報告なんですが、開口一番「は?何してんの?」言われました。
けど、きちんと説明して、承諾的にはOUTだけど、気をつけて乗りや!となんとか承諾を得ました。
それもあって、バイクはかなり気をつけて乗るように日々心掛けています。

−− 普通に考えれば、四輪よりも二輪の方が危ない乗り物ですし「あの時OKにしておけば二輪に興味を持つことなんて…」となるでしょうね。
親心的には心配ですね。
しかし、さねっちさんはバイクとの出会いが「興味のない」からの真反対なので新鮮ですね。

GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】
GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

Question.02GB250クラブマンを選んだ決めては?

−− では次にクラブマンを選んだ決め手についてお聞きしたいのですが、さねっちさんの周りにはバイクに乗っている人は多い方ですか?

さねっち:身近にバイク乗りはあまり居ませんね。
居ても世代としてはフュージョンやマジェスティ等のビックスクーター乗りが多いです。

実は、はじめ先輩からグランドマジェスティを譲り受けていたんです。
先輩から後輩に受け継がれていくバイクなんですけど、その先輩が転倒して外装が傷付き手放すことに。
多分5万?くらいで買ったと思うんですけど(実は払ったがどうかも覚えてない…笑)ナンバーのない状態のバイクを持ってたときがあるんです。結果1回も乗ってないんですけどね。

まぁ、免許取れる前のタイミングで、ちょうど欲しかったのもあり、なんでも良かったのもあり譲り受けました。

−− なんか・・・免許取れる前なのにローテンションな雰囲気ですね???

さねっち:実は、僕免許取得までスゴく時間が掛かってるんです。
自動車学校でのことなんですが、はじめて公道に出る前、安全講習を受けるじゃないですか?

その講習で「なんて退屈なんだ…」と唖然としてしまい、そのまま半年以上行かなくなったんです。

人の命に関るとても大切な講習なのは、充分理解しているつもりなんですが、どうも耐えられなくて・・・。
それでそのまま半年以上行かなかったらハガキが来て「仕方なく」また行き始めたんです。

でも再開したらしたで、真冬のあまりの寒さに思うように走れず、正直免許取った段階ではバイク乗る気なんて“まったく”と言ってよいほどありませんでした。

−− もはや否定的意見w

さねっち:動機がふわっとしていたので、自分でも仕方ないかなぁ、とは思っていました。
少し暖かくなり始めた頃、譲り受けたビックスクーターにも乗る気ないし新しいの買おうと思い、バイト先の先輩でバイクに詳しい人が居たんで、色々教えてもらいました。

古着が好きなのもあり“レトロでよく走るビンテージバイク”と要望を提示したところ「GB250クラブマン」を提案していただきまして。
多分めっちゃ気にいると思うよ、と。

−− へぇ〜、少し意外ですね。
SRやバンバン、ベスパとか乗りそうなイメージなんですけどね。
そもそもオールドルックの車種はどうして好きになったんですか?

さねっち:GBを提示してくれたのは、おそらく“よく走る”キーワードに引っかかった気がします。
モッズやロッカーズのオールドカルチャーも元々好きなので、一瞬でカッコいいなぁ〜となりました。
教えてもらってからは色々と調べる度に好きになっていって、他にもSRを始め、スズキのSH1、ロイヤルエンフィールド、エストレヤも見たんですけど、最終やっぱりGBの魅力には勝てませんでした。

オールドルックが好きな理由としては、僕は「ブラフシューペリア」が最も好きなバイクだというのがあります。

−− ・・・え?バイクに興味の無かった人がブラフ・シューペリアをなぜ知ってるんですか?

さねっち:僕が中学の時。まだ学校の図書館にハリーポッターとかの人気作はあまりなくて、あっても漫画の類は「はだしのげん」ぐらいでした。
そんな中、唯一あったのがライトノベルで「キノの旅」という本がありました。
それは主人公が喋るバイクに乗って旅をする物語なんですが、その時に登場するバイクがブラフシューペリアなんです。
自分の中で「バイク」のイメージはそこから来ているんです。

−− スゴいですね笑
ある意味水準が高いとも取れますし。
そのキノの旅という漫画・・・。昔あったバイクメ~ンという漫画に話が少し似てるかもしれませんね。。。

さねっち:そうなんですか? バイクメ〜ン? チェックしておきます笑
僕の中で、オートバイの種類というと「オールドルック=ブラフシューペリア」「ビックスクーター」「スーパースポーツ」のジャンル分けです。
言ってしまうと昔のツアラーに憧れがあるんです。

−− シブいですね。
昔PIT INした時に、当時名古屋に住んでて今は東京かな? スゴいツアラー仕様の人がいましたよ!
「ザ・快適」と言わんばかりの仕様で心底関心しました。クラブマンいじる人ってカフェにしがちだけど、そこをツアラー仕様というのはなかなか良いですね。

さねっち:はい、将来的にはクラブマンを日本一周できるツアラーカスタムにしたい、と思ってます。
あ、でも純正の段階がベストだとも思ってます。購入してから、まる1年は(乗る気が無かったというのもあるんですが)サビ取りしかしませんでしたし、買って眺めているだけでも楽しいバイクですよね。

−− ??? 乗る気がなかった? 汚したく無かったってことですか???

さねっち:クラブマンは僕にとってスゴく魅力的で理想型だったんですが、やはりバイクに対する不便さを拭い去ることはできませんでした。イメージと違う、というか・・・学校への通学も兼ねて買ったので「サッと出せて、パッとエンジンかけて、サクッとイケる」イメージじゃなかったんです。
授業に間に合わないし、通学でも使えない、ヘルメットも暑いし、髪の毛ペタペタ・うねうねするし、帽子暑いし、街中停める所ないし、お酒飲めないし・・・

−− 不満ばっかw でもリアルでいいですね!

さねっち:はじめてツーリングに誘われるまで、ほとんどカバー付けっぱなしだったんです。たまにカバー外しては「カッコいいなぁ」と酔いしれる、という空白の何ヶ月感かありました。

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Question.03GBの好きなところ、嫌いなところ

−− GB250との距離感がほんと絶妙ですね。好きになった理由も気になりますが、まずバイクそのものの不便さは置いといて、GBそのもので好きなところ・嫌いなところはありますか?

さねっち:端的に「軽い」「細い」「小回り効く」ですかね。まず今の駐輪場から出しやすいですし笑
直線が速いのも嬉しいです。僕の周りのバイク友達はNSRやCBRに乗ってるので。

最も好きなところで言うと、峠で少し回転数が足りてない時にスロットルをひねる排気音。
引っ張られるあの感覚が好きです。NSR等のバイクにはない“ならではの味”と思っています。

反対に嫌いなところは(自分のクラブマンしか乗ったことないから分からないんですけど)ニュートラルに入りづらいところですかね。
よくクラッチを離せなくなります笑

でもそのおかげで、グローブは良いやつ買おう、と思うようになりました。始動性や振動については、古いバイクなので仕方ないことですよね。今では自分の心地よい振動に調整しています。

GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

Question.04あなたのGBのこだわりは?

−− 次にこだわりをお聞きしようと思いますが、今後の展望も含めて教えてください。

さねっち:ブラフシューペリア寄りのツアラー風に仕上げていきたいですね。
ハンドルとかも陸王で、タンクは細いけどハンドルは幅広で・・・昔のツアラー風に、と。

・・・あと大切なポイントとして「今風に仕上げたい」というのがあります。

例えば、リアウインカーなんですが元々はルーカスタイプの一体型してたんです。
スタイルとしては良いんですが、視認性悪いのとサイドをスッキリさせたいのもあり、今のスタイルになってます。おそらく王道好きには違和感しかないと思いますし、本来シングルには付けないようなものなんですが、このあえてのミスマッチが気に入ってます。

これは今のブラフシューペリアに言えるんですが、全体はオールドルックなものの、前後でディスクブレーキだったり、LED仕様だったり・・・ただ古いバイクで古臭さを追求するのではなく、今の技術を使ったバイクイズムが好きなんです。

クラブマンの開発秘話にある「オールドルックだけど、現代のバイク」というコンセプト。このイメージが近いかなと思います。クラブマンが今出たらツアラー仕様でこういうのかな?と妄想しながら。

−− オリジナルを尊重しているからこそのスタイルですね。

さねっち:他にもエンジン・エキパイを再塗装して、シートにゲルザブ入れて…と色々あるんですが、この辺りはのんびりしていこうと思います。

また個人としては旅人になりたいです。
シルクロードの文化が好きで、遊牧民と触れ合ったりできるバックパッカーって良いな、って思うんです。
携帯も電気もない文明のないところって、年々少なくなっているじゃないですか?
バイクと一緒に、どういった環境で、何を食べて、どのように生きているのか知りたいなぁ〜、って。
将来家庭を持つとなかなか行けなくなるのもあるので、今しか出来ないことしたい、と思うんです。

−− なるほど。
個人の憧れとバイクスタイルがリンクしてくるんですね!素敵ですね、そういうの。
僕も若い時は道徳に反しない範囲で、よく遊んだ方が良いと思います。

[ 話は海外や音楽・カルチャーの話に… ]

GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

Question.05GBとの思い出の中で一番印象深いものは?

−− さて、おそらくこの質問がバイク好きになるポイントかな?と思うんですが、クラブマンとの一番の思い出ってなんですか???

さねっち:クラブマンを購入してからしばらく経った時に友人から「免許取ったっていうけど、まだ見てないし、ツーリング行きましょうよー!」と誘われて琵琶湖ツーリングに行ったんです。

もちろんまだ不便さしか感じていないときで、納車してからまだ10キロも走ってない状態でグローブもなく、軍手でした。

朝集合して、走りに慣れていないのもあり時間かかって10時間以上ずーっと走ってました。
帰ってきてから、はじめての長距離なのもあり、暑くて・・・日焼けだらけで・・・体中筋肉痛で・・・もうとにかく疲労困憊でした。

ただこんなにしんどいのに言葉に言い表せれない程の「高揚感」があったんです。
これが、バイクと一体になることなのかー!と衝撃が走りましたね。行為としてはただ走るだけなのにこんなに楽しいのか、と。この時の衝撃が今でもGBとの一番の思い出ですね。
言ってしまえば、そこからが自分の「バイク好き」の始まりでもあります。

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Question.06もし次に乗り換えるなら?

−− この質問の答えは、これまでにもう出ている気がしますが笑、「もし次に乗り換えるなら?」何に乗り換えますか?

さねっち:えーと・・・ブラフシューペリアが新型を出したんで、もちろんそれなんですが・・・バイク界のロールス・ロイスなので。。。

−− そうですね笑 「デロリアン乗りたい」と言ってるのと同じような気がします。
たださねっちさんロイヤル・エンフィールドとかヴィンセントとかも好きそうですね。

さねっち:ロイヤル・エンフィールドは最終まで迷っていたバイクです。
足つきの良さが最大の魅力でした。でもなんだかんだと、今はクラブマンしか考えられないですね。

多分ブラフシューペリア好きなら、アメリカンを買って寄せていくカスタムをした方が早いと思うんです。
今はあえてクラブマンでするのが好きだったりしてます。

楽しみではあるんですが、以前に純正部品をまとめて注文した時に、半分くらいメーカー在庫が無くて、パーツがない今の時代、反対に自分のスキルをあげないとダメだなぁ、と感じるようになりました。

−− クラブマン乗りの宿命ですね。。。

GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

最後に…クラブマニアの皆様へ一言

−− 前半バイク愛がゆる〜い感じでしたが、後半熱量すごかったですね!それでは最後にこのクラブマニアを見ているGB乗りの皆さんに一言お願いできますか?

さねっち:僕は正直このサイトをご覧の皆さんに比べてGB歴はかなり浅いと思っています。
なので大それたことは言えないんですが、GBに似てるオールドルックというカテゴリーはそうないと思っています。

GB乗りの人には分かる、SRでもなくエストレアではなく、GB500でもない、あえてGB250クラブマンに乗る意義。
そこを少しでも皆と共有して行きたいですね。古いバイクだけど、小回り効いてトコトコ走って、回転数上がって・・・

−− 「クラブマンって・・・良いバイクですよね?でしょ?いいでしょ!」という会話イメージですね笑

さねっち:このバイカーズスナップって、本当に好きな人しか読まないし、ほんと・・・オーナーズマニュアルのような存在ですよね。

−− ありがとうございます!これからもマイペースに頑張りますね笑
長時間に渡りインタビューありがとうございました。

さねっち:ありがとうございました。

GB250 5型 さねっち【Biker’s Snap No.6】

インタビュー後記

若いのにツアラー仕様というかなり異質な感性をもったさねっちさん。
GBがカッコいいという感性さることながら、現在の技術も取り入れなければ、という価値観はほんとに貴重だなと感じました。この春から社会人になるということですが、今の感性を活かしさらに飛躍させて欲しいと思います。

今回の取材で利用したカフェ

BLUE ONION
BLUE ONION
〒616-0022 京都府京都市西京区嵐山朝月町53−3
松尾大社前にある超肉厚なカツサンドが名物のブルーオニオンさん。美味しい珈琲と心地よい接客がまた行きたくなる良店でした。近隣では珍しく駐車場付きの喫茶店でバイク乗りの休憩スポットにもピッタリだと思います☆
食べログを見る
インタビュアー紹介
クラブマニア管理人:まるやまん(香川県出身、大阪在住。/1984年生まれ/GB250 4型)

1児の父。GBはカフェカスタムとして、喫茶店めぐりとゆるりツーリングを日々満喫しています。
www.facebook.com/maruyama8