機械は生きもの|GB250 H型 石田【Biker’s Snap No.3】

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GB Biker’s Snap No.03

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ニックネーム:石田
年式:GB250 H型
GB歴:発売当初 ’88〜
GB250 H型を88年に新車で購入してから、ずっとクラブマンオーナーを続ける元整備士である石田さん。
独自のバイク論を持ち合わせ多彩な趣味を活かし、多分野にて活躍しておられます☆

Question.01バイクに乗ろうと思ったキッカケは?(GBまでの経緯)

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-- 今日はほんと晴れて良かったですね。それではよろしくお願いします。

石田:はい、よろしくお願いします。

ーー では、まずはじめにバイクに乗ろうと思ったきっかけを教えてください。

石田:きっかけは「親父」ですね。
モノへのこだわりの強い親父で、その影響か子供の頃からプラモデルや機械全般は好きでしたね。
大学も自動車関係の方に進みましたし。

ーー ということは、小さい頃からずっとバイクには乗ろうと思ってたんですか?

石田:おおむねそうです。
ただ高校まではロードレーサー(自転車)にハマってたんです。
フレームオーダーしたり部品をバラで買って組立てたり、色々してましたよ。
35年経った今でもずっと乗っている良い趣味です。

ーー モーターなし2輪ですね!

石田:そうですね笑
ただ親父が無類のHonda党で、私にスゴくバイクを薦めていたんですよ。
どーにかバイクに乗せようと。

ーー め、珍しいですね笑
当時であれば「バイク=不良(っぽい)」の方程式が出来ているのでは???

石田:でしょ笑
でもね。
そんな親父が乗っているバイクって、カブなんですよ。
「そりゃーHondaだけど…」ってなるじゃないですか?

ーー ・・・なりますね笑
「燃費いいから良いぞ!」ってワケではないんですよね?

石田:もちろん。
大学時代に車の免許を取りに行っている最中に、またその親父が「バイクも学科免除になるし、併せて取っておけ」言いましてね。

・・・で、取りはしたんですけど内心「なぜ?」と思っていました。
結果、初めて乗ったバイクがCBX400なんですけど、当時アルト(軽四)より値段高くてこれも「なんで!?」と思いましたね。
ホントはYAMAHAのRZ350欲しかったですし。

ーー なんか・・・スゴい展開の速さですね。。。
でもどうしてCBXなんですか?

石田:RZ350って2ストじゃないですか?
うちの親父はHondaの4ストがスゴい好きで多分盛り上がったんでしょうね。
だって“勝手にバイク屋で注文してきた”んですよ!
お金支払うのは私なのに。。。

ーー 勝手にですか!斬新過ぎますね。その突き抜け方。

石田:まぁ、当時行きつけのバイク屋があったみたいで、おそらくそこで「久々にHondaから4バルブの新作出るでー☆」と、吹き込まれたんだと思いますが。

ーー いや〜。・・・にしてもさすが!な親父さんですね。

石田:ほんと面白い親父ですよ笑

ーー その後は?

石田:その後は、卒業して自動車会社に整備士として入ったんですけど、そこではバイク乗っているヒトが多くて、幸いバイクとの接点はありましたね。
またそこも変わってて、みんな車の整備士なのに、誰も車を持っていないんですよ笑
みんなバイク乗りって言うね。

ーー 面白いですね。
僕も昔に車関係の仕事をしていたコトあるんですが、そこまで全員という環境は、さすがに見たことなかったですね。
2輪が好き、というヒトはチラホラいる程度で。

石田:そこに関しては時代が違う、というのと何よりも整備士の「給料が安い」のも原因でしょうね。。。
当時、車は今よりも高級品ですし、社員だと言い値で値引き交渉出来ないですしね笑

ーー あぁ、確かに。。。

石田:でしょ。そういうのもあって当時車に乗るつもりは無かったですね。
なのでバイク雑誌を読み漁る日々の方が多かったんです。

そんな中でCBXのカタログを見ていたら、カスタム情報がインプットされてきて−

ーー ・・・でカスタム熱が。

石田:そうなんですよ。自転車をいじるように・・・

ーー となるとCBXも・・・

石田:そう。
イジっちゃったんです笑
タンク色塗り替えて、シングルシートつけて、ヨシムラのサイクロンはめて、バックステップと・・・

ーー おぉ。。。

石田:ただ、カスタムって、凝り始めたら終わらないでしょう?
外装触り尽くしたら、次エンジン触り始めて、そしたらエンジンのボアアップ失敗して調子悪くなっちゃって。

ーー あらっ笑

石田:で、もうダメだぁ、思っている時に先輩からツーリングに誘われたんです(野麦峠行こっ!って)。

初めての連泊と山道で、さすがにCBX400乗ってではキツイかなぁ、思ってた矢先に親父がカブ ⇒ CD125に乗り換えたんです。

これは好都合!と思って、その時は親父のCD125でツーリング行ったんですよ。
そこで一気に「ツーリング最高」って、ハマりましたね。

ーー バイクは「イジるモノだ!」って時期から「走るモノだ!」に変わったんですね笑

石田:まぁ、そこは今でも半分半分なんですけどね。

ーー あ、なるほど笑

石田:そのツーリングでハマったのは良いんですが、親父のCD125にずっと乗るワケにはいかないし、CBX400はもう厳しいのでどうしようかなぁ〜、思ってたんです。

で、その頃よくKUSHITANI行ってて、そこにポスター貼ってあったのが、YAHAMAのセローだったんです。
トレイル車でもないトライアル車でもない新開発の・・・って。
それを見た時に軽いし、シートも低いし、ツーリングにピッタリだな、と思って、店員さんと話している内にドンドン欲しくなっちゃって笑

買っちゃったんです。

ーー あるあるですね☆

石田:ちょうどCBXも欲しいヒトが居たんで、そのヒトに売って、私はセローで東北10日間、ぐるっと1周したんですよ。

ーー 一気にですね!

石田:そうですね。それまで日帰りツーリングばっかりだったんですけど、ほんとあの時期は走りこみましたね。

ーー しかし社会人になってから上手く日程とか調整出来ましたね。

石田:それがはじめは職場でも上司から反対でましてね。
なんせ10連休ですから。

ーー 確かに。今のように個人の自由を尊重する時代ではない気がしますし(;・∀・)

石田:当初は友達5人誘ったんですよ。
ただ計画として、最終仙台から1,000km一気に帰ってくるルートで、それを言ったら3人辞退しましてね。

ーー 1,000km!?そ、それは僕も・・・そうなるかもしれませんね。

石田:結果的に最終日は仙台を朝の9時に出て、東京ついたのが夕方の3〜4時、大阪には東名高速で日付変わって豊中インター1時着ですからね。

ーー 気合ですね。
次の日仕事だし帰るしかないのは辛いですね。

石田:そうですね。でないとこんなに無理して走りませんよ笑

それからですよ。
帰ってきてから、セローの調子がおかしくて、キックがスカスカなんですよ。
後日よく見たら、ピストンリングが摩耗してエンジンがやられちゃってたんですよね。

ーー あぁ〜、ロングツーリングの思い出もあるし、時期的にもあまり乗れてないだけに辛いですね。

石田:サスの踏ん張りが良くて、225のわりにはパワフルで、モノが気に入ってただけにスゴい残念でしたね。

ーー その後はどうされたんですか?

石田:またバイク屋行って「次はこんなのどう?」って薦められたのが・・・VFR400。
しかも当時全日本F3で走っていた山本陽一のレプリカカラーなんですよ。
レプリカいうのもあって、コレもまたつい買っちゃいましてね。。。

ーー ははっ笑
急にミーハーな感じになりますね。
でも分からないでもないですよ!その感情は。

石田:自分的にもいきなりだったんですけどね。
でもそれも事故しちゃって・・・

ーー え?だ、大丈夫だったんですか?

石田:まぁ、それまで(セローとかでも)事故はしていたんです。
ただその時は内臓までいってて、半年ぐらい入院してましたかね。

ーー おぉ・・・

石田:命危ない、とかも言われた時もありましたし、あの時は家族には迷惑や心配をかけてしまいました。
事故は本人もそうですが、周りにも大きな影響を与えてしまうものだと痛感し、ほんと反省しました。

ーー そうですね、僕も友人が事故したと聞いた時はパニックになりましたね。
その時は、さすがにバイクを降りようと思ったんじゃないですか?

石田:そうですね、その時はさすがに考えましたが、退院する少し前には「次何乗ろうかな〜?」と考えるようになりましたね。
危険を伴う趣味には自己責任が重く課せられる、という気持ちも再認識しましたし。

ーー 克服されたんですね。

石田:まぁ、ある意味仕方ないんですけどね。
見舞いに来る友達がみーんなバイク雑誌持ってくるんですから笑

ーー なっ笑 それは仕方ないですね!

石田:でしょ笑
・・・で、その退院する前に、また別のバイク予約しましてね。
ただ退院してからもコルセットは取れないんで、しばらく乗れなくて、結局そのバイクは友達に引き取りに行ってもらって。。。

ーー あれ?そういえば、その時は何のバイクに???

石田:NSR250ですね。次は味の素TERRAカラーレプリカ。

ーー レプリカ。ってまた限定じゃないですか笑

石田:そうですね、スゴいミーハーでしたよ笑

それも気に入ってたんですけど、2ストで燃費が悪くてね。
高速の度にサービスエリア入らないとダメで。
暖気の度に煙も凄くなってきて、カウルのところから割れてきたのもあり、泣く泣く手放して・・・

・・・で、今のクラブマンですね。

ーー きゅ、急に出現ですね笑

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Question.02GB250クラブマンを選んだ決めては?

ーー それまで「限定」や「レプリカ」で、急にクラブマンってなんだか違和感を感じるんですが、何か特別な理由があるんですか?

石田:クラブマンは、初めて見た時から面白いバイクだなぁ、って印象ありましたよ。

個人的にはバランスの取れたバイク、という印象です。

というのも、その頃岬マニアで九州最南端・東北最北端など、ツーリングで「岬」によく行ってたんです。
その頃目的地に北海道の「宗谷岬」が上がったんです。
ただ当時の北海道というとガソリンスタンドなんて、全然なくて、NSRではもちろん行けないしなぁ〜、なんて考えてたんです。
条件で「燃費良くて」「航続距離が長くて」「取り回しが良い」バイクないかな〜と考えていたら、必然的にクラブマンになったんですよ。

ーー まさに乗り物としての「トータルバランス評価」ですね。

石田:そうですね、言ってしまえば買った理由が「北海道行くため」ですから。

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Question.03GBの好きなところ、嫌いなところ

ーー となると、やっぱり石田さんにとってGBの好きなところというのはバランス感ですか?

石田:そうですね。あと気軽さですね。どこでも停めてサッと行けるし。

ーー それはありますね!「気軽」というニュアンは僕もしっくりきます。

石田:今のスタイルもずっとじゃなくて、定期的にハンドル変えたり、シート変えたり、だいたい2〜3年おきに気分転換に変えてるんです。
そういった面でも気軽ですね。

ーー なんだか落ち着いてますね。
そもそもな質問なんですが、今までレプリカや限定品など「買って乗り換えて」を繰り返してきていたのに、今のクラブマンを30年近く乗り続ける理由は何ですか?

石田:それの答えは単純で「調子が良いから、壊れていないから」です。
私のこれまでの買い換えたる・乗り換える理由というのは、全て「壊れてしまった」結果がありきですから。

ーー あぁ〜・・・なるほど!そういうコトですね!!!

石田:そうです。
なので、初めてのCBXが壊れていなかったらおそらく今でも乗っているんじゃないかな、とも思います。

ーー ん〜・・・こだわり的なところから若干遠ざかりトーンダウンする感じが・・・
となると嫌いなところは・・・???

石田:ないですね。
よく走ってくれますし、良い相棒だと思っています。

私ね、メーカーで設計してる以上、妥協なんてしていないので「嫌い」なんておこがましいと思うんですよね。
もちろん時代の流れはありますけど、当時の英知がこの1台には詰まっていると思うので。

ーー あぁ、なるほど。

石田:だからこそ全体が好きです。
自分のイジり方も個人的にはカフェレーサーではなくレーサーレプリカ寄りなスタイルのつもりですし。

ーー 石田さんの場合は機能優先ですし、そうですね。

石田:誤解を恐れずに言うのであれば「名車ではない」と思っています。
私の中ではバイクは、全て名車ですから。
よくこんな複雑なモノ作れたと思います笑

ただ、最近のバイクはやっぱり感覚的に優等生になり過ぎてるイメージですね。
古いには古いなりの良いところありますし。
アイドリングが不安定で、みんな必死にそこを治そうとするけど、それが良いじゃないですか。
ニュートラルへのギアが入りにくい、とかも。
ちょっとぐらい癖のある方がカワイイですよ。
だから、なぜ今は優等生バイクに需要があるのかな?とも感じます。

まぁ、最近はジャーマンカフェとか、新しいスタイルもあるし、最終はオーナーが好きなように認識すれば良いと思ってますよ。

あ、でも今のクラブマンは大好きですし、こだわってます。
またこれまでのバイクも同様ですよ。

パートナーと同じで「○○が一番好き!」という感覚よりも「一緒にいて落ち着く」感覚が近いですね。
言ってしまえば「腐れ縁」ってやつですかね。

ーー おぉ、一気に深くなりました笑

石田:そうです。
言葉にしてしまえば「壊れないから」となるんですが、結果としては「相性が良いから上手く付き合えてる」ことですから。

なので愛情も、もちろんあります。
今のライフスタイルにも合ってますしね。

ーー それは確かに「こだわり」に繋がりますね。

石田:私が整備士をしていたというのもありますが、機械って手をかければかけるほど、それに応えてくれるんですよ。
植木でもそうじゃないですか。
気持ちひとつですぐに枯れたりしますし。

ーー あぁ・・・確かに。石田さんならではの見解で面白いですね☆

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Question.04あなたのGBのこだわりは?

ーー では、石田さんのクラブマン本体へのこだわりはありますか?

石田:バイク自身で言うと「ゼロ戦」をイメージしてますね。
なんでゼロ戦か、って話なんですけど・・・
あれって、カタチやデザインもそうですけど、機能重視じゃないですか?

いくらカタチがよくたって、性能が悪かったら戦えないじゃないですか。
クラブマンもそうなんですが、バイク車体は軽量、世間のバイク全体としては小排気量、すなわち非力。
街中や峠で出会う400ccや750ccのバイクたちにも追い掛け回される、それらに勝つにはまず軽量化して操作技術を向上させて・・・
と、色んな条件を重ねていくと、結果的にクラブマンってゼロ戦と似てるな、と感じたんです。

ーー あ!ほんとですね!面白い着眼点☆

石田:なのでカスタムの方向性も、よく外装メインに見られがちなんですけど、私的には機能優先カスタムなんですよ。

ーー 整備士ならではですね。そもそも機械なんだから「機械としての性能」を落とすようなカスタムはするな、というコトですね。

石田:そうですね!

ーー ・・・となると少し耳が痛いですね。。。

石田:まぁまぁ、丸山さんには丸山さんの正解があるので、個人の意見ですから、気にせずに笑

ーー はい笑

石田:あとは快適性もですね。
レーサーもそうなんですが、マシンも人もバランスが取れていないとダメじゃないですか。
パフォーマンスを発揮する、と言いますか、バランスをいかに「高い次元」で取るか、という。

ーー バイクを触る側ではなく、乗る側での意見もあるんですね。
確かに。
マシンの性能ばかり良すぎても乗りこなせないと意味ないですもんね。

石田:そうです。
また「GBを変えたくない」というコトでしょうか。
オリジナルの要素やHondaのアイデンティティは尊重したいですね。
なのでタンクはノーマルです。

あっ・・・また失礼な言い方になりますけど。

ーー いえ。僕もタンクはノーマルの方が断然乗りやすかったです。
先ほどの「バランス」にも精通する箇所ですね。

石田:そう、乗りやすいんですよね。
あとあのホワイトメーター。
あれはグッときましたね。

ーー わかります!当時はあんなの無かったみたいですね。
そういえば「H型」へのこだわりというのはあるんですか?

石田:ん~・・・H型へのこだわり、というよりも初期型の「シート分割」があまり好きじゃないというのはありますね。
ツインキャブもそもそも大排気量なワケでもないので、必要性を感じませんし。
もちろん、ある程度のムダや贅沢感は必要だと思うんですが、機能・性能・整備性を考えても必要ないよなぁ~と。

なので反対に初期型から2型になった時には「あ、良いな!」と思いました。

あ、ちなみにGBの「GB」ってCBに逆行する意味から来てる、って言うじゃないですか?
でもね。
私が当時聞いたのは「G(Great)B(Britain)」の略なんですよ。

ーー そうなんですか?
ただ個人的にはグレートブリテンの略というのもブリティッシュで好きですね。
時代に逆行している、という天邪鬼なのも捨てがたいですが・・・笑

石田:でしょ。時代が変わると情報も変わるので楽しいですよ。

ーー 僕自身、こうやってバイク全盛期世代の方と喋るといつも新しい情報があって、ほんと楽しいです!

石田:そう言ってもらえると嬉しいですね。
それで言えば「サイドカバー」もですかね。

これは丸山さん知ってるかな?

昔、私達の時代のコトなんですが・・・
ストリートレースというか、バイクの競争(挑戦)がよくあったんですよ。

負けた方はサイドカバーを取られるんです。

なので片方だけカバーのない人は「あ・・・あいつ負けたな。。。」と思われてたものです。

ーー そ、そんなボンタン狩りみたいなのあったんですか笑
ってか、危なくてバイク乗れないじゃないですか!

石田:そりゃー、もう信号待ちでヴォンヴォン吹かされて挑戦状叩きつけられますからね笑

ーー その情景はかっこいいですね!

石田:まぁ、今となるとね笑
悪いやつはスタート前に相手のキーを抜くんですけどね!

ーー ははっ笑

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Question.05GBとの思い出の中で一番印象深いものは?

ーー GBとの思い出の中で一番印象深かったのは、やっぱりツーリングですか?

石田:そうですね、やっぱり北海道かな。
ずっと雨で寒かった記憶も強いですが、はじめて一人で行った連泊ツーリング、というのもあり良い思い出ですね。

ーー 緊張と緩和ですね。

石田:今思えばガソリンスタンドもどこにあるかよくわからないのに・・・と思いますね。

ーー 僕も北海道は行ってみたいんですよね~。
世界的に見てもツーリング名所だっていうじゃないですか。

石田:やっぱり良いですよ!
ただ辛かったです。
例えば小樽から宗谷岬まで、ただただずっと一本道で。
車と違って乗ってしまうと走ることしか出来ないですから、相棒でも居ればまだ良いんですけど、ホントただただ走るだけです。

もし行くなら誰かとご一緒をオススメします笑

ーー はい笑

石田:北海道までのフェリーの船内にバイクが数台居たんですが、着いたらパタと見かけなくなりましてね。
あの時の寂しさも辛かったですね。

もちろん経験上、行って損はないです。
今はどこも高速通ってるんで行きやすいですよ。

当時は一級国道が砂利道で、宿も往復はがきでの予約でしたしね。

ーー じゃ、砂利道?
って宿の予約はハガキなんですか?

石田:そうですよ。
ガイドブックで宿調べて案内所に電話するか、パンフレットから宿に電話して確認取ってからハガキを送るか。

ーー ???
電話口で予約はできないんですか???

石田:それが何言ってるか分からないんですよ、方言で。

ーー なんてアドベンチャーな。。。

石田:当時は、ですよ。
今はそんなことないので大丈夫ですけど。
なので、そう考えたら今はほんと便利になりましたね!

そういや宗谷岬行った時のコトなんですが・・・
やっぱり岬と言えば「日の出と共に撮影」じゃないですか。

ーー そうですね笑

石田:私が宗谷岬行った時なんですけど、ちょうど工事してて入り口にロープ張ってたんですよ。

「えー!せっかく来たのに。。。」思ってたらちょうど一箇所だけロープが外れてて、
どうしようかなぁ~と、入ろうか入るまいか悩んでいたら、いつの間にか後ろにいっぱいバイクが並んでいたんです笑

ーー 並ばれちゃった、というヤツですね。
しかもある意味、みんなの期待を一身に背負ってますね笑

石田:でしょ。
結果「せっかく来たし!」と自分で後押しして入りましたけどね。

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Question.06もし次に乗り換えるなら?

ーー もしまた乗り換えるなら。とかありますか???

石田:ん~・・・ないですかね~。
年齢的にも降りるかもしれないし、今さら何十年も前のバイクを買う気にもならないですし。

ーー 確かにそもそもそういうことを考える以前に「壊れていないし変える動機がない」というコトですもんね。

石田:クラブマンのスタイルに一目惚れ!という強烈なものではなく、私自身も「まさかこんな長いに付き合いになるとは」という感覚です。

ーー だから腐れ縁なんですね。

石田:そうです。
「乗り換えるなら?」の質問に強いて言うなら、昔に乗ってたCBXとかセローは乗ってみたいかな、いうのはありますね。
ただ所有はしなくても良いかな笑

ーー 良い思い出には愛が深いですね笑

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最後に…

ーー 今日は楽しいお話ありがとうございました。
良い意味で癖のある内容で素敵でした。
最後に全国のクラブマニアの皆さんへ一言お願いします。

石田:そうですね~・・・やっぱり機械は生き物ですから、大事にしてあげればその分答えてくれます。
メカに関わった人はよく言うコトなんですけど、私もそう思ってます。

昔、鍵が見つからない時に無理矢理バイクに乗ると事故る、とか言いませんでした?
鍵がないことは、バイクがオーナーに何らかの警告をして守ってくれている、って。

ーー そんなジンクスみたいなのもあるんですね。

石田:長くバイクに乗っていると色々な雑学が溜まっていくんで楽しいですよ。

ーー そうですね!個人的にもこういった場で、共通の趣味を持って話出来るのが本当に楽しく思います。
今日はお忙しい中、ありがとうございました!

石田:いえ、こちらこそありがとうございました!

インタビュー後記

H型が発売された88年からずーっとGB乗りな石田さん。
84年生まれかつ、まだGB歴6年足らずの僕よりも、ずっと様々な思い出を共有しています。
元整備士ならではのメカの性能を尊重し、そのポテンシャルを引き出してあげる。
GBに対しても独自の愛情で、ステキな感性をお持ちの方でした。
このまま一体どこまで乗り続けられるのか、僕も楽しみにしておきます!

今回の取材で利用したカフェ

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ガルル珈琲
大阪府吹田市 上山手町26-7
http://www.cafegaru.com/

「地域で愛される珈琲屋」を目指すガルル珈琲。
木の温もりを感じ、中庭風の店内も開放感があり、親しみのあるカフェでした。
バイク乗りには嬉しく駐車場スペースも広く、メニュー数も豊富で、ツーリングでの休憩スポットに是非どうぞ!

インタビュアー紹介
クラブマニア管理人:まるやまん(香川県出身、大阪在住。/1984年生まれ/GB250 4型)

1児の父。GBはカフェカスタムとして、喫茶店めぐりとゆるりツーリングを日々満喫しています。
www.facebook.com/maruyama8